株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2024/03/16 08:31

アンジェス(株):2024/03/16 08:31

昨日3月15日、アンジェス連結子会社であるエメンド社の事業再編成の内容を決定したことを報告しています。報告の内容は事業再編成を行う理由、及び事業再編成の概要、そして今後の見通しについてです。

まず、事業再編成を行う理由ですが、イスラエルにあるエメンド社の研究所は、オフターゲット効果を低減する独自のOMNIヌクレアーゼの開発にあたり、その探索と最適化を労働集約的に行ってきましたが、これまで蓄積された大量のデータをベースに、人工知能を活用し、知識集約的な研究開発体制に移行すること、及びガザ地区における紛争が勃発したこともあり、それにより顕在化した地政学的リスクも考慮し、研究開発体制の再編成を行うということです。

そのため、イスラエルのエメンド社研究所の体制については、OMNIプラットフォームの開発体制が労働集約型から知識集約型に移行するのに伴い、生産部門等を縮小するとともにOMNIヌクレアーゼ開発の中核をなす30名程度になるとのことです。

一方、米国においてはこれまでELANE関連重症先天性好中球減少症の臨床試験の準備を進めてきましたが、更に米国での臨床開発及び導出活動を加速化できる体制に移行するとのことです。その導出活動の最初の事例として、OMNI ヌクレアーゼに関するライセンス契約をスウェーデンのアノッカ社と締結したことが報告されています。以上のように、事業活動が臨床開発及び導出活動中心となることから、これらの業務経験と実績が豊富なアンジェスがエメンド社の経営を主導していくとしています。

なお、エメンド社の代表者にはにデビッド・バラム氏 代わりアンジェスの取締役の佐藤尚哉氏がCEOに就任するとのことです。また、アンジェスより既に米国に要員を派遣して、米国での研究開発体制の構築を開始し、米国においてライセンス活動実績の豊富な米国コンサルタントなどとの提携を通して、事業開発活動を加速化しているとのことです。

今回の事業再編成に伴う費用等については、2024年2月9日に開示した2023年12月期決算短信の内容のうち、エメンド社の研究開発部門再編に伴う事業構造改革費用の見積もりが増加することから一部訂正を2月22日に発表していますが、基本的には2024年12月期の連結業績予想の変更はないとのことです。