株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2024/03/01 08:45

アンジェス(株):2024/03/01 08:45

2023年の暮れ、イスラエルのテクノロジーニュースサイト「CTech」や、現地メディアであるHAARETZ社から「買収から3年後、日本の製薬会社アンジェスはレホボトの遺伝子編集会社エメンド・バイオを閉鎖する」との報道がありました。

それに対してアンジェスは、1月10日にIR情報で「イスラエルにおいて現地メディアにより、当社子会社であるエメンド社のイスラエルにある研究開発拠点が閉鎖されたとの報道がありましたが、閉鎖を決定した事実はありません」と発表し、同時に、「イスラエルハマスの戦闘による地政学的リスクから、エメンド社で開発中のゲノム編集治療の臨床試験を米国で実施する準備を進めてきたことから、エメンド社の研究開発体制について、イスラエルの研究所の縮小と米国への展開を含めた再構築を検討している」ことを明らかにしています。

続く1月29日、「連結子会社における事業再編成に関するお知らせ」の中で、アンジェスは「事業再編成を行う背景・理由」を説明しています。そうした内容について、山田社長が2月9日発表された2023年12月期決算説明のビデオ動画の中で、エメンド社の今後の運営方針について語っているので紹介します。

<山田社長による2023年12月期決算説明のビデオ動画から>

エメンド社のゲノム編集につきましては、狙った場所と違う場所を切断してしまうオフターゲット効果が発生しにくい独自のOMNIヌクレアーゼの特徴を生かし、ELANE関連重症先天性好中球減少症の臨床試験の準備を進めております。

しかし、昨年10月に発生したガザ地区における紛争が長期化する中で、エメンド社の研究開発活動も制限を受ける状況となっています。今後のエメンド社の研究開発活動を検討するにあたり、地政学的リスクを考慮しなければならなくなりました。

また、これまでのOMNIヌクレアーゼの開発は労働集約的に行ってきましたが、今後は人工知能など機械学習を活用し知識集約的な研究開発体制に移行することと致しました。

これらのことを総合的に考慮した結果、米国での臨床試験の準備を進めているELANE関連重症先天性好中球減少症の研究開発、及びゲノム編集技術の導出などに注力するために、イスラエルにおける研究開発体制を縮小し、米国での体制を順次強化してまいります。