株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2024/03/12 08:30

アンジェス(株):2024/03/12 08:30

2023年の暮れ、イスラエルのテクノロジーニュースサイト「CTech」や、日刊ビジネス新聞TheMarkerから、「買収から3年後、日本の製薬会社アンジェスはレホボトの遺伝子編集会社エメンド・バイオを閉鎖する」との報道がありました。

それに対してアンジェスは、1月10日にIR情報で「当社子会社であるエメンド社のイスラエルにある研究開発拠点が閉鎖されたとの報道がありましたが、閉鎖を決定した事実はありません」と発表したり、1月29日日には「連結子会社における事業再編成に関するお知らせ」の中で、エメンド社の「事業再編成を行う背景・理由」について説明をしています。

3月28日には、アンジェスの第25期定時株主総会が開催されますが、株主総会資料の事業報告の中でエメンド社の開発プロジェクトと今後の事業計画策定について報告がありますので、その要旨について紹介いたします。

開発プロジェクトの現況については、以下のように報告されています。「同社は、ゲノム編集の安全な医療応用を目指し、新規CRISPRヌクレアーゼを探索・最適化するOMNI プラットフォーム技術を確立し、血液、眼科、肝代謝などの疾患領域についてパイプラインを構築しており、最も進んだELANE関連重症先天性好中球減少症を対象としたプロジェクトは米国での臨床試験実施に向けた準備を進めております。また、家族性高コレステロール血症(FH)を対象とするゲノム編集治療についても臨床試験開始に向けた研究開発を継続しております」と。

また、エメンド社の今後の事業展開については、「イスラエルにある同社研究所では、研究開発体制を従来の労働集約型から人工知能の活用を中心とする知識集約的な研究開発体制に移行し、規模もそれに見合ったものにするため、事業の再編成を進めてまいります。研究開発体制の再編成に加えて、今般のイスラエルパレスチナにおける紛争の影響の地政学的リスクを考慮した結果、イスラエルにある同社研究所の人員削減を進めるとともに、米国における臨床試験の準備を加速し、ゲノム編集技術の導出等を進める目的で、米国での体制強化を進めてまいります。」と報告されています。

エメンド社の件は、アンジェスの今後の事業戦略に関わることなので、株主総会では更に詳しい報告がされるような質疑を期待したいと思います。