●アンジェス(株):2024/03/17 09:06
アンジェスは、子会社の EmendoBio Incが開発したゲノム編集のためのOMNIヌクレアーゼ(OMNI-A4)の非独占的使用権について、EmendoBio社とスウェーデンのAnocca ABがライセンス契約を締結することを決定したことをIR情報で報告していますが、その内容が「Kabutan by MINKABU」に掲載されていますので紹介します。
【Kabutan】3/15配信
アンジェスは14日、子会社のEmendoBioが開発したゲノム編集のためのOMNIヌクレアーゼ OMNI-A4の非独占的使用権について、EmendoBioとスウェーデンのAnocca ABがライセンス契約を締結すると発表した。
また今回の契約により第2四半期において契約一時金が計上されることから2024年12月期の連結業績予想も修正した。
EmendoBioは、ゲノム編集における課題である「オフターゲット効果」を回避できる独自のOMNIA4ヌクレアーゼの非独占的使用権をAnoccaに供与する。
Anoccaは、EmendoBioが独自に開発したOMNI-A4ヌクレアーゼを使用し、固形がんにおける細胞の増殖にかかわるKRASタンパク質の変異を標的としたTCR-T細胞療法の開発を進める。
当該契約は非独占的ライセンス契約で、EmendoBioは今後のライセンス活動に自由度を確保する一方、契約一時金、開発マイルストーン等の収益が見込まれ、契約一時金として50万USD、開発マイルストーンとの総額は最大で約100百万USD(145億円:145円/1USDとしての参考値)となる可能性がある。さらに、製品が販売された場合にはロイヤリティを受け取る可能性がある。
2024年12月期(2024年1月1日~2024年12月31日)連結業績予想は、売上高が6億円、営業損益と経常損益が84.5億円、親会社株主に帰属する当期純損益が86.50億円、1株当たり当期順損益が43円58銭に修正した。 (提供:フィスコ)