●アンジェス(株):2024/02/26 09:23
遺伝的早老症の治療薬であるゾキンヴィの国内製造販売承認が厚生労働省から認可されたのが1月18日なので、1ヶ月余りが経過しました。今後は中央社会保険医療協議会において薬価基準収載が審議され、薬価が確定した後にゾキンヴィの販売が開始されます。
ゾキンヴィが厚生労働省より承認されたので健康保険の適応、そしてハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群とプロセシング不全性プロジェロイド・ラミノパチーは、日本において指定難病に認定されているので、患者負担が軽減され治療が受けやすくなると思います。
また、アンジェスクリニカルリサーチラボラトリーによる有償オプショナルスクリーニングの検査は治療法があることが前提なので、ゾキンヴィの国内販売が厚生労働省から承認されたので、2024年前半には検査の対象に加える準備を進めているので、今後は遺伝的早老症の早期検査と治療が可能となります。
<山田社長による2023年12月期決算説明のビデオ動画から>
最初に報告するトピックスとしては、早老症治療薬ゾキンヴィの製造販売承認の取得となります。当社は治療法がない疾病や難病、希少疾患などを対象とした革新的な医薬品の開発を通して、国民生活や医療水準の向上に貢献することを目標にして事業を行っております。ゾキンヴィは、いわゆる早老症といわれるハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群(HGPS)及びプロセシング不全性プロジェロイド・ラミノパチー(PL)というたいへん稀な疾患の治療薬です。
当社は、この製品を一日でも早く、国内の患者の方にお届けするために、2022年5月に米国のアイガー社から日本での販売権を取得しました。当社は、過去にムコ多糖症VI型の治療薬であるナグラザイムを10年以上販売をした実績があります。
この知見を活かし、約1年間という短期間にプロジェクトを進めた結果、2023年5月に日本における製造販売の承認申請を厚生労働省に提出し、今年の1月18日に承認を取得することができました。
これまで、多くの投資家のみなさんにご支援を頂いたおかげで、この承認を得ることができました。ご支援ありがとうございます。これからも国内において、まだ治療法がない希少疾患について、当社として貢献できるよう取り組みを続けてまいります。