●アンジェス(株):2024/01/11 08:31
製薬業界に関するニュースをわかりやすく解説しているAnswersNewsでは、2024年に国内で発売が見込まれる主な新薬を、領域別に2回に分けて紹介します。
1回目は「固形がん、血液がん、血液、神経・筋」の領域の新薬の発売予定が報告され、2回目は「精神・中枢神経、循環器・代謝・腎、ワクチン、感染症、その他
」の領域の新薬の発売予定が報告されています。
1月10日に2回目に報告された2024年に発売が見込まれる新薬の中に、アンジェスが早期の承認申請に向けて取り組んできたゾキンヴィについて、以下のように報告されています。
「アンジェスのゾキンヴィカプセル(ロナファルニブ)は、乳児早老症のハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群、プロジェロイド・ラミノパチーに対する疾患修飾薬。米アイガーから導入したファルネシル転移酵素阻害薬で、近く承認される見通しです。日本での投与患者数は数人程度と見込まれます」と。
なお、AnswersNewsによるとゾキンヴィについては、薬事・食品衛生審議会の部会で了承を得ているとの報告があるので、今後は厚生労働大臣の承認手続きを経て、厚生労働省から国内販売の承認を取得することになります。アンジェスからはこの段階で発表があるものと思います。ゾキンヴィについての薬価収載はその後になると思います。
アンジェスはゾキンヴィの国内販売が正式に承認されれば、希少で致死性の高い遺伝的早老症というわているハッチンソン・ギルフォード・プロジェリア症候群(HGPS)及びプロセシング不全性のプロジェロイド・ラミノパチー(PL)には治療法があることになるので、アンジェスクリニカルリサーチラボラトリー(ACRL)での有償のオプショナルスクリーニングの検査対象は加えることが可能となるのでアンジェスはその準備を進めていると思います。