株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2024/01/11 07:31

アンジェス(株):2024/01/11 07:31

2023年の暮れも押し迫った時期に、イスラエルのテクノロジーニュースサイトの「CTech」や、日刊ビジネス新聞TheMarkerから、「買収から3年後、日本の製薬会社アンジェスはレホボトの遺伝子編集会社エメンド・バイオを閉鎖する」と報道され、今後のエメンド社について掲示板で様々な投稿や議論がありました。

報道が事実であればアンジェスの今後の企業戦略に関わることでもあるので、早急な説明を求める声が掲示板に寄せられていたと思います。それに対してアンジェスは、昨日1月11日にIR情報で

「昨年12月にイスラエルにおいて現地メディアであるHAARETZ社により、当社子会社であるエメンド社のイスラエルにある研究開発拠点であるエメンド社研究所が閉鎖されたとの報道がありましたが、エメンド社研究所の閉鎖を決定した事実はありません。」と報告しています。

また、IRの報告では「エメンド社研究所はイスラエルにおいてゲノム編集技術の開発を行っておりますが、ガザ地区でのイスラエルパレスチナの戦闘が昨年10月以来継続しているため、今後のゲノム編集に関するエメンド社の研究開発活動並びに事業計画策定にあたり、地政学的リスクを考慮する必要が増しております。
一方、エメンド社では開発中のゲノム編集治療の臨床試験を米国で実施する準備を進めてきていることもあり、エメンド社の研究開発体制について、イスラエルのエメンド社研究所の縮小と米国への展開を含めた再構築を検討しております」と報告されています。

つまり、エメンド社の研究開発活動については地政学的リスクがあるので、イスラエルの研究所の縮小と米国への展開を含めた再構築を検討していると報告で、エメンド社のゲノム編集による研究・開発は基本的に継承・継続していくことになっています。

なお、ELANE関連重症先天性好中球減少症を対象とするゲノム編集による治療法の確立に関する臨床入りについては、FDAとの協議で提示された課題の回答作成を行っている段階で、まだFDAからはIND申請の承認を受けるには至っていませんが、遅れが出たとしてもエメンド社の米国での研究体制の構築を含めて、これ機会にゲノム編集会社としてのしっかりした基礎を形成してもらいたいと思います。