株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/11/02 08:12

アンジェス(株):2022/11/02 08:12

昨日アンジェスのIRで、第42回新株予約権について4回にわたって計350万株が行使され、それに伴う払込金額が5億7350万円となったことが報告されました。

今回の第42回新株予約権の行使による資金調達の目的は、エメンド社が安定的に研究開発を進めていくための運営資金(2023年1月~2023年12月分)として60億円、二つ目は、HGF遺伝子治療用製品のグローバル展開に対応可能な製法、生産プロセスの効率化を企図する研究開発費用として10億円、三つ目はアンジェスの持つ既存開発品の適応症拡大やグローバル展開、そして新規製品・プロジェクトの獲得による事業基盤の強化として、15億1000万円を当てる予定です。

ところで、新株発行による資金調達と同じ9月26日に発表された「新株予約権発行に係る資金使途の一部変更に関するお知らせ」の内容では、前回の第41回新株発行によって得られた調達資金はエメンド社の運営資金が90億円で、2021年3月~2023年12月までの2年10ヶ月の予算計上でしたが、「新株予約権の発行に係る資金調達の一部変更」では、2021年3月~2022年12月の1年10ヶ月に短縮執行されることになります。

理由としては、エメンド社を完全子会社化した当時は、米国の本社勤務の数名を含めて50名程度の人員であったものが、現在は100名を超える人員となっていること。そして、これまでは研究にウエートがあったものが開発段階にシフト化され始め、その第一弾として好中球減少症の治療方針の確立に向けて、FDA臨床試験プロトコルについて協議を進めていることがあり、その諸使用など盛り込んだ変更となっていると思われます。

しかし、第42回新株予約権の行使によって得られる価額の合計額85億1200万円は、当初の224円で3800万株が行使できた場合の金額であって、更に株価が下がった場合は、目標とする資金調達額が確保できなくなる事態が十分想定されます。確かに第42回新株予約権の行使による資金調達の期間は、2022年10月13日から2024年10月15日までと行使期間が設定されているので、やや長いスパンで考えることもできますが、これまでの成功体験に安住することなく、ここは正念場の決意で経営陣としての取るべき道を真剣に考えて戴くことを望んでいます。
企業価値の真剣な向上を!!