●アンジェス(株)：2022/11/28 08:37

◆新株予約権の行使について

①第42回新株予約権の募集以前の、アンジェスの発行済株式数は
１億5307万3900株です。

②第42回新株予約権の行使株数は3800万株なので、全て行使された場合の
アンジェスの発行済株式数は１億9107万3900株となります。

③新株予約権は100株を１個とするので、予約権の総数は38万個となります。
予約権は１個につき134円なので、振り込まれる総額は5092万円ですが、10月12日に振り込みが完了しています。

④第42回新株予約権の行使による調達資金予定額は行使の当初価額が224円なので、3800万株×224円＝85億1200万となっています。

⑤第42回新株予約権の行使に係る弁護士費用を含む発行諸費用の概算額は5092万となるので、手取り資金調達予定額はキャンターからの払込5092万円に、行使に伴う資金調達予定総額85億1200万円を加えた金額から、発行諸費用を差し引いた金額となるので、85億992万円となります。

⑥第42回新株予約権の行使株数と行使による資金調達額は
11月１日報告分：行使株数は350万株で、払込金額は５億7350万円。
11月４日報告分：行使株数は400万株で、払込金額は５億8800万円
11月14日報告分：行使株数は600万株で、払込金額は７億8600万円
・………………………………………………………………………………・
　　　　　これまでの行使株数の合計は1350万株
　　　　　これまでの行使で払い込まれた合計金額は19億4750万円

⑦これまでの資金調達額を、当初予定していた資金調達予定額と比較すると　　
1350万株×224円－19億4750万円＝10億7650万円が不足しているので、これまでの行使による資金調達率は64.4％です。

★第42回新株予約権の行使のスピードを基本的に継続し、行使完了時に調達予定額を下回り、2023年に再びワラントを行うか、行使のスピードを落とし、株価好転時を待って行使するかは、アンジェス経営陣の判断となります。いずれにせよ、行使完了時には発行可能枠の株数は5893万株しかないので、アンジェス経営陣は黒字化の道筋を真剣に検討する時期であると思います。