株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/02/11 13:31

アンジェス(株):2023/02/11 13:31

アンジェスは2月10日に、2022年12月期決算短信を発表しています。その中で注目すべき点は、今後の資金調達について報告している内容です。そこでは

「2022年10月12日に発行したCantorFitzgerald & Co.を割当先とする第42回新株予約権(第三者割当て)について2022年12月末日までにその一部が行使され、35億89百万円(新株予約権発行による入金を含む)を調達いたしました。今後も、研究開発活動推進及び企業活動維持のために必要となる資金調達の可能性を適宜検討してまいります。しかしながら、現時点において上記に記載したプロジェクトを継続的に進めるための資金調達の方法、調達金額、調達時期については確定しておらず、継続企業の前提に関する重要な不確実性が存在していると判断しております」と。

当初予定していた第42回新株予約権の行使による目標資金調達額は、行使価額が224円と設定されていることから85億1200万円に、キャンターからの新株予約権の払込額5092万を合算したものから諸経費を引いた85億992万円が差引手取概算額となっていました。まだ未行使の株数が1215万株あるとはいえ、目標資金調達額から言えば、現段階の資金調達額は約49億2000円ほど不足しています。

したがって計算上では、残る未行使分の1215万株は約405円程度で行使しなければ、目標資金調達額には届きませんが、現在の株価状況では難しいことは事実です。新株予約権の行使をどのように進めるかはアンジェスとキャンターによる判断となりますが、問題は2022年12月期決算短信で発表された「継続企業の前提に関する重要な不確実性が存在していると判断しております」とされた企業経営の懸念材料をどのように克服していくかが課題です。

やるべきことの一つ目は、2023年5月ころまでにHGF遺伝子治療用製品コラテジェンの本承認を得るための申請手続きを完了させること、そして二つ目は、エメンド社が取り組んでいる先天性好中球減少症について、臨床試験入りの申請(IND)をエメンド社の企業プレゼンテーションの方針に基づいて、臨床試験入りの申請(IND)を2023年第3四半期の時期に行うことが重要だと思います。そうすれば必然的にエメンド社の米ナスダックへの上場機運も高まっていくと思います。