株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/10/16 08:30

アンジェス(株):2022/10/16 08:30

新型コロナウイルス感染症の中等度から重度の、肺炎患者の治療薬「AV-001」についての前期第Ⅱ相臨床試験が開始されたのは2022年1月です。当初、一次完成の時期は今年5月予定でしたが、この時期の米国における新型コロナウイルス感染者数が減少したことから、治療対象者の確保が出来ず、2023年5月まで延期となることが臨床試験データベース「ClinicalTrials.gov」に報告されています。

バイデン米大統領は9月の米CBSのテレビ番組で、「パンデミックは終わった」と宣言していますが、これは新型コロナ感染症が複数の国にまで広がる状況の収束を指すもので、コロナ感染症が終わったという意味ではありません。
したがって、「AV-001」については、引き続き臨床試験が行われています。

新型コロナウイルスによる肺炎患者は、ウイルスの影響でTie2受容体の働きが抑制されることにより肺の血管機能が壊れ、肺胞に浸出液が入り込むことで肺炎を発症すると言われています。「AV-001」はTie2受容体の働きを活性化させる効果があり、これによって血管機能が正常化し肺胞に浸出液が入り込まなくなることで、炎症を沈静化させるメカニズムを持つものです。

米国で前期第2相臨床試験の目標症例数の120例については順調に登録が進んでいますが、新型コロナウイルス感染症の変異株に関しては、肺炎による呼吸不全を起こす患者数も減少傾向にあることから、バソミューン社では、新型コロナ感染症による肺炎患者に限定せず、急性呼吸窮迫症候群の治療薬として開発方針を再検討していくことが伝えられています。

アンジェスとバソミューン社が共同開発を進めてきた「AV-001」は、もともと2018年より、全世界を対象に、急性呼吸不全など血管の不全を原因とする疾患を対象とした医薬品として共同開発してきたものです。
急性呼吸窮迫症候群(ARDS)は、重症肺炎、敗血症や外傷などの様々な疾患が原因となり重度の呼吸不全となる症状の総称ですが、炎症性細胞が活性化され、肺の組織である肺胞や毛細血管に傷害を与えます。その結果、肺に水がたまり、重度の呼吸不全が引き起こされますが、現在のところ根本的な治療法がないので、一日も早く有効な治療薬の開発が望まれています。