株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/02/23 09:03

アンジェス(株):2023/02/23 09:03

カナダのバソミューン社とアンジェスが共同開発しているTie2受容体アゴニスト化合物(AV-001)は、もともと急性呼吸窮迫症候群(ARDS)の治療薬として開発してきたものですが、新型コロナウイルス感染症による中等度から重度の感染症肺炎患者向けの治療薬としても効果があると判断し、2020年より米国で臨床試験を開始しされたもので、現在は2022年1月から前期第Ⅱ相臨床試験として、米国で取り組まれています。

この前期第Ⅱ相臨床試験の一次完成の時期は、当初は2022年5月30日となっていたものですが、米国での新型コロナウイルス感染症の感染者が急減したこともあり、臨床試験データベースに2023年5月までと延期した経過があります。

そのため、新型コロナウイルスの変異株によって肺炎による呼吸不全を起こす患者数も減少傾向にあることから、バソミューン社では、新型コロナ感染症による肺炎患者に限定せず、臨床試験の対象疾患については「インフルエンザ等のウイルス性及び細菌性肺炎を含む急性呼吸窮迫症候群(ARDS) に広げるべく米国FDAに申請し、承認を受けることが出来た」とのことです。

この経過は、世界の臨床試験のデータベースであるClinicalTrials.govに、12月1日付けで、AV-001については新型コロナ感染症による急性呼吸窮迫症候群以外にも細菌感染肺炎や急性呼吸窮迫症候群などが治療対象に加えられています。なお、米国で実施されてきた前期第2相臨床試験については20カ所の病院が協力施設でしたが、報告によると25カ所に増えています。目標症例数120例については、現在のところ順調に登録が進んでいるとのことです。

バソミューン社のHPによると、急性呼吸窮迫症候群については、「外傷、ショック、敗血症、火傷、また細菌性及びウイルス性肺炎の後に発症する可能性のある生命を脅かすもので、病院の集中治療室の全患者の10%がARDSを持っていると推定されています。炎症が進行すると、肺は浮腫(肺内の体液の蓄積)に対して脆弱になり、管理しないままにしておくと死に至る可能性があります。」と報告されています。現在、急性呼吸窮迫症候群を治療するための効果的な標的治療薬はないとのことなので、臨床試験で良い結果がでることを期待したいと思います。