株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/11/24 08:41

アンジェス(株):2022/11/24 08:41

アンジェスとバソミューン社が共同開発を進めてきた「AV-001」は、もともと2018年より全世界を対象に、急性呼吸不全など血管の不全を原因とする疾患を対象とした医薬品として共同開発してきたものです。
急性呼吸窮迫症候群は、重症肺炎、敗血症や外傷などの様々な疾患が原因となり重度の呼吸不全となる症状の総称ですが、炎症性細胞が活性化され、肺の組織である肺胞や毛細血管に傷害を与えます。その結果、肺に水がたまり、重度の呼吸不全が引き起こされますが、その治療薬として開発されたものが「AV-001」です。

このように「AV-001」は、急性呼吸不全など血管の不全を原因とする疾患を対象とした医薬品として共同開発を進めてきたものですが、中等度から重度の新型コロナウイルス感染症肺炎患者向けの治療薬としても効果があると判断されたことから、2020年12月に米国において第Ⅰ相臨床試験が開始され、安全性と認容性を確認されたことから、2022年1月から前期第Ⅱ相臨床試験が開始されたのです。

新型コロナウイルス感染症の中等度から重度の肺炎患者を対象とした「AV-001」についての前期第Ⅱ相臨床試験の一次完成の時期は、当初今年5月の予定でしたが、この時期の米国における新型コロナウイルス感染者数が減少したことから、治療対象者の確保が出来ず、2023年5月まで延期となることが臨床試験データベースに報告されています。

前期第Ⅱ相臨床試験での目標集積症例数は約120例で、実施施設は米国の15施設の協力を得て治験が実施されてきたものですが、取り組みについては一次完成の時期が2023年5月まで順延された経過があるものの、今のところ順調に登録が進んでいるとの報告があります。

ですが、新型コロナウイルス感染症よる呼吸不全を起こす患者数も減少傾向にあることからバソミューン社では、新型コロナ感染症による肺炎患者に限定せず、急性呼吸窮迫症候群の治療薬として開発していくとのことです。そのことは、アンジェスの第42回新株予約権の募集に関するお知らせの中でも「AV-001」については、「昨年来変異株による感染が新型コロナウイルスの主流となり、重篤な肺炎を発症する感染者が急減したことなどから、今後は急性呼吸窮迫症候群を含めた肺疾患への対応を検討してまいります」と報告されています。