株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/05/26 08:30

アンジェス(株):2022/05/26 08:30

アンジェスとカナダのバソミューン社が共同開発を進めている新型コロナウイルス治療薬「AV-001」についての第Ⅰ相臨床試験で、安全性と忍容性が認められたことから、前期第Ⅱ相臨床試験が2022年1月に開始しています。
この前期第Ⅱ相臨床試験では、重度の新型コロナウイルス入院患者に対して、1日のAV-001実薬投与量を3種類に振り分けて投与し、プラセボと比較するものです。なお、目標集積症例数は約120例で、実施施設は米国の15施設の協力を得て治験が実施されています。

「AV-001」はもともと、カナダのオンタリオ州の州都であるトロントのサニーブルック病院の研究所で発見され、設計されたものですが、アンジェスとの共同開発契約に基づき、バソミューン社によって開発されているものです。「AV-001」は、血管系内の内皮細胞の表面で最も高発現する膜貫通タンパク質標的であるTie2受容体を標的とする新規治験薬です。

肺炎患者は、ウイルスの影響でTie2受容体の働きが抑制されることにより肺の血管機能が壊れ、肺胞に浸出液が入り込むことで肺炎を発症すると言われています。「AV-001」はTie2受容体の働きを活性化させる効果があり、これによって血管機能が正常化し肺胞に浸出液が入り込まなくなることで、炎症を沈静化させるメカニズムがあります。急性肺炎による呼吸不全が新型コロナウイルス感染症患者の死亡原因の一つとなっており、「AV-001」の開発に成功すれば死亡率の低減につながるものと期待されています。

バソミューン社の社長兼CEOであるダグラス・A・ハミルトン氏は、「この臨床試験開始は、共同開発者であるアンジェス社および当社にとって重要なステップとなる。我々は、Tie2 シグナルの回復によって、内皮の安定性を促進し、防御壁の強化や血管の漏出を阻止することで、重度の COVID-19 罹患者の治療成果を大幅に向上できると期待している」と語っています。

ロイターの調査によると、米国での感染者数は増加傾向にあり、平均で1日に101,952人の新規感染者が報告されています。バソミューン社では2022年内に後期第2相臨床試験入りを目標としており、結果次第では早期承認制度を活用して販売承認申請を行う可能性が出てくると思います。