株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/05/30 18:05

アンジェス(株):2022/05/30 18:05

バソミューン社はトロント大学の医学研究機関であるサニーブルック研究所 からのスピンアウトとして 2012 年に設立され、血管不全に関する疾患を対象としたTie2受容体アゴニストの開発に取り組んでいる創薬バイオベンチャー企業です。
アンジェスがカナダのバイオ企業であるバソミューン社と急性呼吸不全など血管の不全を原因とする疾患を対象とした医薬品の共同開発に関する契約を締結したのは
2018年7月のことです。

急性呼吸窮迫症候群(ARDS)は外傷や肺炎、輸血などさまざまな原因で起こる重症の呼吸不全のことですが、根本的な治療法はなく有効な治療薬の開発が望まれていました。これらの症状は主に、肺の毛細血管から血液成分等が漏れ出し、肺胞によるガス交換を妨げたりすることにより引き起こされます。アンジェスがバソミューン社と共同開発する化合物は血管にあるTie2受容体と呼ばれる分子に結合することで、血管の漏出を抑制する働きを持つと期待されているものです。

こうした経過から言えることは、新型コロナウイルス感染症が急速に拡大しパンデミックが発生する以前から、バソミューン社は急性呼吸窮迫症候群を対象とする治療薬として開発に着手していたことが分かります。
では、バソミューン社が開発している急性呼吸窮迫症候群を対象とする治療薬「AV-001」が、新型コロナウイルス感染症の治療薬として開発されているのかという理由ですが、新型コロナウイルス感染症の症状は人によって異なりますが、感染者は軽度から中等度の症状もあり、入院せずに回復するケースもいます。
しかし、高齢者や高血圧や糖尿病などの既往症がある場合は、胸の痛みや、呼吸が苦しい症状から、急速に急性呼吸窮迫症候群に悪化するケースがあるので、新型コロナウイルス感染症の中等度から重度の患者を対象とする治療薬として
「AV-001」が開発されているのです。

したがって、新型コロナウイルス感染症に感染した場合の使用は、感染した患者の症状から判断し、急性呼吸窮迫症候群に発展する恐れがある中等度から重症化している場合の治療薬として活用するものなのです。
新型コロナワクチンは、感染予防の役割と併せて重篤化を防ぐ効果がありますが、
症状から見て、急性呼吸窮迫症候群に発展する恐れがある場合は、「AV-001」に治療薬としての有効性があるのです。