●アンジェス(株):2022/05/01 11:17
厚生労働省のホームページでワクチン開発についての取り組み状況を報告した中に国内開発のコロナワクチン開発の進捗状況を報告した資料が一覧表で掲載されています。その中でワクチンの生産体制等緊急整備事業に採択された企業などへの補助金支給額が記載されているので紹介しておきます。
なお、ワクチン生産体制等緊急整備事業は、国内において、新型コロナウイルスワクチンを始めとしたバイオ医薬品の実生産(大規模生産)体制の早期構築を図るための事業であり、新型コロナウイルスワクチンの国内における早期供給を促すものとして支出されたものです。
<生産体制等緊急整備事業に採択された企業等への補助額>
❶塩野義製薬/感染研/UMNハァーマ
生産体制等緊急整備事業で408億円を補助
❷第一三共/東大医科研
生産体制等緊急整備事業で274.2億円を補助
❸アンジェス/阪大/タカラバイオ
タカラバイオ・AGC・カネカ等が生産予定
生産体制等緊急整備事業で93.8億円を補助
❹KMバイオロジクス/東大医科研/感染研/基盤研/Meiji Seikaハァルマ
生産体制等緊急整備事業で228億円を補助
❺VLPセラピューティクス
生産体制等緊急整備事業で173億円を補助
なお、アンジェスは独自の生産体制は保有していないので、生産にあたっても各企業から共同参画をしてもらっています。そのため、アンジェスは生産体制等整備事業補助の適応窓口になっていますが、生産体制整備にあたっての支出はタカラバイオに委ねています。なお、タカラバイオはワクチン製造の受託会社となりますが、アンジェスのみの製造を行うものではありません。