株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2021/11/05 23:47

アンジェス(株):2021/11/05 23:47

本日11月5日、「2021年12月期第3四半期決算短信」と併せて「新型コロナウイルスDNAワクチンの第1/2相臨床試験及び第2/3相臨床試験の結果」がIRで報告されました。新型コロナDNAワクチンについての第1/2相臨床試験、及び第2/3相臨床試験の結果については「それぞれの臨床試験において、安全性を確認しましたが、有効性として、細胞性免疫の上昇をある程度確認できたものの、主要指標である液性免疫において、期待する効果を得ることはできませんでした」とするもので、想定内の結果報告だと思います。

ただこれまで、第1/2相臨床試験、及び第2/3相臨床試験の結果については、「抗体価測定など各種測定に関する世界標準の測定系が国内には無い中で、その結果を客観的に評価するためにもWHOが推奨する海外機関に抗体価等の測定を依頼しており、その結果を然るべきタイミングで公表してまいりたいと考えております」と答えてきた経過があるので、国際標準品を用いて測定しているNexelis社による測定結果に基づく報告であるのかが明らかになっていないと思います。

いずれにせよ、今回IRで報告された第1/2相臨床試験、及び第2/3相臨床試験の結果は、すでに8月から取り組まれている投与量を増やした高用量製剤による治験が開始された時に山田社長から、「ファイザー社やモデルナ社のワクチンは、今までにない想定以上の効果があり、従来のワクチンの常識を超える短期間に臨床試験を仕上げた例です。弊社のDNAワクチンは、早く製造できるなどの利点がある、と思っていましたが、投与量を上げながら臨床試験を繰り返している結果、当初の見込みより遅れているのが現状でございます。何とか、臨床試験を成功させ、早く製品化することを目標として進めてまいりたいと思っております。」と説明をされてきたし、今日報告された臨床試験の結果は想定の範囲内のものと言えます。

要は現在進めている高用量の治験が、新型コロナDNAワクチンの製品化にとって最も近道となるものなので、無針デバイスを含めた高用量の治験を成功させ、医薬品医療機器総合機構(PMDA)が方向付けている非劣性治験に挑戦し、国内のみならずワクチンを必要とする諸外国に日本産ワクチンが供与できるように頑張ってもらいたいと思います。