●アンジェス(株):2021/04/05 13:45
大阪大学とアンジェスが共同開発を進めている新型コロナウイルス
感染予防DNAワクチンについて、最新の進捗状況について森下先生は
「医薬通信社」の取材に対して次のように語っています。
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アンジェスの新型コロナDNAワクチンの臨床試験の現況について
「まだ詳細は論文化の前で話せないが、P1/2試験では、新型コロナウイルスに
対する中和活性を持った抗体の産生や、インターフェロンγ産生細胞の増加が
確認されている」と報告する。
その上で、「これらの試験結果は、我々のワクチンが
“中和抗体を作る”液性免疫を促進する機能と、ウイルスの増えている細胞を
殺す“細胞性免疫”の二つの機能を有することを表している」と指摘した。
プラスミドDNAワクチンは、WHOのワクチンガイドラインで
「抗原特異的なB細胞刺激による抗体産生と、ウイルスが増殖している細胞を
殺す細胞性免疫の理想的なメカニズムを有する」と記載されており
「その通りの結果で改めてDNAワクチンの有用性を示していると思う」と
強調する。今回の新型コロナDNAワクチンのP1/2試験結果は
WHOのガイドラインの内容を再現したもので、「開発は順調に進んでいる」と
森下氏は語る。現在進んでいるP2/3試験の結果も合わせ、論文として
詳細を報告する予定だ。
◆アンジェスの広報ブログでも第1/2相臨床試験、及び第2/3相臨床試験の
結果を初夏には報告するそうなので、楽しみに待ちたいと思います。