株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/11/24 09:22

アンジェス(株):2023/11/24 09:22

カナダのバソミューン社が開発してきたTie2受容体アゴニスト化合物(AV-001)は、中等度から重度の新型コロナウイルス感染症肺炎患者向けの治療薬としても効果があると判断し、2022年1月より米国で前期第Ⅱ相臨床試験として取り組んできました。ですが開始した直後から、新型コロナ感染者関連の肺炎発症患者が急減したことから患者確保が難しくなり、バソミューン社では臨床試験の対象疾患を「インフルエンザ等のウイルス性及び細菌性肺炎を含む急性呼吸窮迫症候群(ARDS) に広げる」申請を米国FDAに行い、2022年12月に承認を受けています。

米国国立公衆衛生研究所と米国医薬食品局が共同で、治験及び臨床研究に関する情報を提供しているデータベースのClinicalTrials.govによる情報では、バソミューン社のAV-001の前期第Ⅱ相臨床試験の第一次完成は2024年12月に、そして前期第Ⅱ相臨床試験の研究の完了は2025年3月へと変更になっています。

AV-001の前期第Ⅱ相臨床試験の進捗状況が当初想定より遅れていることもあり、今年11月8日に発表された2023年12月期 第3四半期決算短信では、AV-001についての取り組みについて「当第3四半期においては、前期第Ⅱ相臨床試験の登録進捗に向け、米国において臨床試験を実施する医療機関増設の準備を実施しました」と、報告しています。

なお、バソミューン社とアンジェスが共同開発をしているTie2受容体アゴニスト化合物(AV-001)の前期第Ⅱ相臨床試験についてはアンジェスも11月15日にIRで発表したように、米国における独立データ安全性モニタリング委員会(IDSMB)から肯定的な勧告を受けたことを発表しています。

バソミューン社の社長兼最高執行責任者のブライアン・E・ヤーンズ博士は次のように述べています。

「急性呼吸窮迫症候群(ARDS)患者を対象にAV-001の有効性、安全性、忍容性を評価する前期第2相臨床試験の継続を独立データ・安全性監視委員会が推奨したことを発表できることを嬉しく思います。ARDS患者の転帰は、Tie2シグナル伝達を回復させることで、内皮の安定性を促進し、バリア防御を強化し、血管漏出を阻止することで大幅に改善できると考えています」と。