株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/09/21 10:07

アンジェス(株):2023/09/21 10:07

カナダにあるバソミューン社は、トロント大学の医学研究機関であるサニーブルック研究所からのスピンアウトとして2012年に設立された創薬バイオベンチャー企業ですが、アンジェスとは2018年7月に急性呼吸窮迫症候群など血管の不全を原因とする疾患を対象とした医薬品Tie2受容体アゴニスト(AV-001)を共同開発することで契約を締結しています。

そして、2年間の前臨床試験を経て、FDAから臨床試験開始許可を得た2020年11月の時期は、新型コロナウイルス感染症が世界的な大流行となっていた時期で、新型コロナウイルス感染症による重度の感染症肺炎患者向けの治療薬としても効果があると判断され、第1相臨床試験が開始されました。

2022年1月からは安全性、忍容性、有効性を調べることを目的にAV-001の前期第Ⅱ相臨床試験が米国で取り組まれてきました。前期第Ⅱ相臨床試験の一次完成の時期は、当初は2022年5月30日となっていたものですが、米国での新型コロナウイルス感染症の感染者が急減したこともあり、臨床試験の完成時期を延期した経過があります。

同時に、新型コロナウイルスの変異株によって肺炎による呼吸不全を起こす患者数も減少傾向にあったことから、バソミューン社では、臨床試験の対象疾患については「インフルエンザ等のウイルス性及び細菌性肺炎を含む急性呼吸窮迫症候群(ARDS) に広げる」申請を米国FDAに行い、2022年12月にFDAから承認を受けています。

なお、アンジェスはTie2受容体アゴニスト(AV-001)の前期第Ⅱ相臨床試験が対象範囲が広まったことを支援する目的で、バソミューン社の発行するA種優先株
200万ドル分(1ドル=140円換算で2億8000万円)を2023年1月に購入しています。

AV-001の前期第Ⅱ相臨床試験の目標症例数120例の患者登録については、8月9日発表の「2023年12月期第2四半期決算短信」の中では、「2023年内に目標症例数の登録完了を目指している」と報告されています。