株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/03/27 08:56

アンジェス(株):2023/03/27 08:56

カナダのバソミューン社と共同開発してきたTie2受容体アゴニスト化合物(AV-001)は、もともと2018年より全世界を対象ににする急性呼吸窮迫症候群の治療薬として開発してきたものですが、新型コロナウイルス感染症による中等度から重度の感染症肺炎患者向けの治療薬としても効果があると判断し、2020年より米国で臨床試験を開始しされたものです。現在は2022年1月からAV-001の安全性、忍容性、有効性を調べることを目的に前期第Ⅱ相臨床試験が米国で取り組まれています。

前期第Ⅱ相臨床試験の一次完成の時期は、当初は2022年5月30日となっていたものですが、米国での新型コロナウイルス感染症の感染者が急減したこともあり、臨床試験データベースに2023年5月までと延期した経過があります。同時に、新型コロナウイルスの変異株によって肺炎による呼吸不全を起こす患者数も減少傾向にあったことから、バソミューン社では、臨床試験の対象疾患については「インフルエンザ等のウイルス性及び細菌性肺炎を含む急性呼吸窮迫症候群(ARDS) に広げる」申請を米国FDAに行い、承認を受けることが出来ています。

こうした経過は、世界の臨床試験のデータベースであるClinicalTrials.govに、2022年12月1日付けで、AV-001については新型コロナ感染症による急性呼吸窮迫症候群以外にも細菌感染肺炎や急性呼吸窮迫症候群などが治療対象に加えられています。こうした経過もあり、AV-001の前期第2相臨床試験の取り組みについては、目標症例数120例の患者登録に遅れが生じていますが、3月7日に発表された第24期定時株主総会の参考書類の中では「2023年度は、前期第Ⅱ相臨床試験の目標症例数の登録完了を目指してまいります」と記述されています。

なお、アンジェスはAV-001の対象患者の拡大に伴う前期第2相臨床試験の実施のため費用として、2023年1月にバソミューン社のA種優先株式を取得する形で200万USDの出資をしています。現在は急性呼吸窮迫症候群を治療するための効果的な標的治療薬はないので、臨床試験で良い結果がでることを期待したいと思います。