株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/09/22 08:46

アンジェス(株):2023/09/22 08:46

アンジェスが米国に本社があるエメンド社の子会社化を完了したのは、2020年12月のことです。では何故、エメンド社を子会社化したのかですが、当時のアンジェスの自社開発製品は➀HGF遺伝子治療用製品コラテジェン、➁高血圧DNAワクチン、➂椎間板性腰痛症治療薬である核酸医薬NF-κBデコイオリゴDNAがありましたが、実用化に至った製品は、条件及び期限付き承認となったHGF遺伝子治療用製品コラテジェンのみでした。

条件及び期限付き承認のもとでの販売は、「使用する症例全例を対象として製造販売後承認条件評価を行うこと」となっていたことから、目標症例数の120例をクリアすることは出来ましたが、それを超えた販売の取り組みができなかったのが実情です。アンジェスは「遺伝子医薬のグローバルリーダーを目指して」を企業理念として掲げて来ましたが、こうした現状に留まっている限り、企業理念の実現が難しくなるのも事実なのです。

医薬品開発が国際的にも熾烈な競争の中に合って、医薬品の世界市場の中では、日本製品は既に10%を切っていて、それが年々低下している中で、山田社長は「その小さな領域だけでビジネスをするのが本当によいのか、やはり世界の領域がどんな状況であるか、ビジネスの観点からどこを攻めたらよいのか、ということを考えないといけない時期になりました」と語っています。こうした思いが背景となって、2020年12月にエメンド社を子会社化したと思います。

エメンド社を子会社にしてから2年9ヶ月が経過していますが、アンジェスッが8月14日に関東財務局に提出した四半期報告書の中で、エメンド社の取り組みについて次のように報告しています。

「ゲノム編集における先進技術を持つ米国の子会社Emendo社において、究極の遺伝子治療ともいわれるゲノム編集で具体的なプロジェクト化に向けて準備を進めております。同社は、血液、眼科、肝代謝などの疾患領域についてパイプラインを構築しており、最も進んだELANE関連重症先天性好中球減少症を対象としたプロジェクトは米国での臨床試験実施に向けFDAと協議を開始し、2023年度中の米国での臨床試験開始に向けた準備を進めております。同社はゲノム編集技術の開発をとおして、遺伝性希少疾患に加え様々な疾患のゲノム編集技術による治療を検討しております」と。