●アンジェス(株):2023/07/12 16:44
本日7月12日、アンジェスは、「第43回新株予約権の発行に係る払込完了に関するお知らせ」のIRを発表しています。 内容は、6月26日の取締役会で割当先とされていたBofA 証券株式会社から、本日7月12日に予定通り、本新株予約権に係る発行価額の総額848万1467円の払込が完了したとのお知らせです。
この払込総額は、新株予約権一個当たり19円とし、新株予約権数44万6393個を掛けたものです。なお、第43回新株予約権の行使による資金調達額は 54億1847万6067 円とされていますが、この金額の算出については、当初行使価額122円に新株予約権の行使株数4463万9300株を掛けた金額54億4599万4600円に、BofA 証券株式会社から振り込まれた848万1467円を加えた金額54億5447万6067円から、本新株予約権に係る発行諸費用の概算額3600万円を差し引いた金額です。
なお、第43回新株予約権の行使による資金調達額は、6月26日に発表された第43回新株予約権の発行に関するIRに記述されているように「本新株予約権の行使に際して出資される財産の価額の合計額は、当初行使価額で全ての本新株予約権が行使されたと仮定した場合の金額であります。行使価額が修正又は調整された場合には、資金調達の額は増加又は減少します。また、本新株予約権の行使期間内に行使が行われない場合及び当社が取得した本新株予約権を消却した場合には、資金調達の額は減少」するものです。
なお、行使期間は2023年7月13日から2025年7月14日までとなっているので、株価が、下限行使価額を割った場合でも、前回のように残存する全ての本新株予約権の行使を停止したうえで取得する措置を取らずに、下限行使価額の範囲内で行使可能となる時期を待つのも一つの選択だと思います。