株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/09/04 08:53

アンジェス(株):2023/09/04 08:53

9月1日、IRで第43回新株予約権の月間行使状況が報告されました。7月分は11回の行使で196万9500株、8月には21回行使で196万9500株となっており、7月と8月分の行使株数の合計は359万9200株(行使率=8.06%)となっています。

資金調達額は7月分の1億9011万6800円と、8月分の1億5280万4100円をあわせると、3億4292万900円となっていて、こまめに行使回数が実施されてはいるのですが、数量的には8.06%の行使率であることと、資金調達額から見るとそれほど行使が進んでいるとは言えないと思います。

確かに行使期間は、2023年7月13日から2025年7月14日までの2年間となっていますが、第43回新株予約権の行使による資金調達の目標額は差引手取概算額で54億1847万となっています。その調達した資金の使途としては

➀慢性動脈閉塞症のHGF遺伝子治療薬の正式承認に向けた製造販売費用及びグローバルでの製品価値最大化のための研究開発費用として32億1800万円

➁早老症治療剤「ゾキンヴィ」の正式承認に向けた製造販売費用15億円

➂慢性椎間板性腰痛症治療用NF-kBデコイオリゴDNAの国内における第Ⅱ相臨床試験費用7億円

となっていて、支出予定期間もコラテジェンとゾキンヴィについては2023年7月~2025年6月まで、そしてNF-kBデコイオリゴDNAの国内第Ⅱ相臨床試験の支出については2023年7月から2025年12月までの分となっています。

けれども、新株予約権の行使による資金調達は、支出状況に合わせて資金調達が可能かと言えば、それが難しいのも事実です。ですので、行使が可能であれば、極力資金調達を進める必要があるのですが、ただ、急ぎすぎることで株価が下限行使価額を割るような事態は避けなければならないのです。つまり、前回の第42回新株予約権の行使が下限行使価額を下回る水準で株価が推移したことから停止となったようなことは回避する必要があるのです。第43回新株予約権の割当先となったBofA証券は、そのことを念頭に置いて行使を進めているものと思います。