株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/01/18 08:55

アンジェス(株):2023/01/18 08:55

ヒトの腸管には数百種類、100兆個ほどの細菌が生息し、腸内細菌叢(マイクロバイオーム)を形成しており、これらの細菌が産生する様々な物質やヒトの腸管との相互作用などを通じ宿主であるヒトの免疫機能、代謝活性など様々な機能に影響を与えており、ひいては健康維持に関与していることが明らかになりつつあります。一方で、いくつかの疾患で患者のマイクロバイオームに異常がみられることで腸内細菌叢の異常により様々な疾患が発症する可能性があることなどが明らかになってきています。

アンジェスは、体内の微生物の生態系であるマイクロバイオーム(微生物叢:びせいぶつそう)が次世代の医薬研究開発分野として世界的に高い注目を集めており、アンジェスはこの領域のパイオニアであるイスラエルのマイバイオティクス社と2018年7月に資本提携しています。

マイバイオティクス社は、世界に先駆けて腸内細菌を含む常在菌を、構成する様々な種類の菌の存在比を維持した上で培養・製剤化し、その品質や腸内における生存率及び生着率を向上させる技術を開発しています。これは、マイクロバイオーム医薬の実用化に必須の重要な技術であり、マイクロバイオームの事業化競争において高い優位性を持っています。そして、同社が抗生物質治療後の再発性及び重症クロストリジウム・ディフィシル感染症治験薬として開発を進めている「MBX-SD-202」は、2022年1月にイスラエルにおいて健康なボランティアを対象とした第Ⅰ相臨床試験を終了し、良好な結果が得られています。

アンジェスは2022年11月に、資本提携しているマイバイオティクス社が発行する転換社債を500,000 USD(約6913万円)で引き受けたことを発表しています。
マイバイオティクス社は、今回の転換社債による資金調達によって得た資金で、米国における前期第Ⅱ相臨床試験の準備を進めていく予定とのことです。

マイバイオティクス社が開発している全微生物叢治療薬は、重症クロストリジウム・ディフィシル感染症治療のための治験薬です。クロストリジウム・ディフィシルは深刻な感染症を引き起こす腸内細菌で、抗生物質治療後の再発率は25%を超え、米国だけで年間約30,000人が死亡している状況なので、出来るだけ早く米国での前期第Ⅱ相臨床試験入りを期待したいと思います。