株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/10/19 08:41

アンジェス(株):2022/10/19 08:41

アンジェスが、イスラエルのマイバイオティクス社との資本提携を発表したのは、
2018年7月です。提携の目的は、体内の微生物の生態系であるマイクロバイオーム(微生物叢:びせいぶつそう)は次世代の医薬研究開発分野として高い注目を集めており、この領域のパイオニアであるマイバイオティクス社と提携することでマイクロバイオームの事業可能性を探り、製品化を目指すことにあります。

そのマイバイオティクス社が取り組んできた全微生物叢治療薬(MBX-SD-202)の第1相試験について、2022年1月24日に同社のHPで成功裏に完了したことが発表されました。全微生物叢治療薬は、抗生物質治療後の再発性および重症クロストリジウム・ディフィシル感染症治療のための治験薬です。クロストリジウム・ディフィシルは深刻な感染症を引き起こす腸内細菌で、抗生物質治療後の再発率は25%を超え、米国だけで年間約30,000人が死亡しています。

全微生物叢治療薬の第1相試験ではMBX-SD-202をカプセル製剤として、健常被験者に経口投与されました。被験者は、3グループに分けられ、段階的に3用量の治験薬が単回投与されました。30日の観察期間を通して、理学検査、臨床検査および便の採取が行われました。 その結果、重篤な有害事象は報告されず、臨床検査、一般身体所見、および消化器症状に対する臨床的に有意な影響は観察されませんでした。

現在、この疾患に対しては、健常な提供者から採取した糞便微生物移植(FMT)が行われており、その有効性について多くの研究がなされております。しかし、FMTには、高コストや提供者への依存、製品の不均一性、潜在的な安全性の懸念など、いくつかの制限があります。

これに対してマイバイオティクス社では、常識を覆す独自のスーパードナー™テクノロジーを開発しました。この技術は、元のサンプルとの微生物集団としての高い類似性を維持しながら、安全でよく制御されたスケールアップ可能な培養方法で、提供された糞便サンプルなどの生物学的サンプルに由来する複雑な生きた微生物集団の複製と生産を可能にする方法です。この技術はさらに最適化され、同社初の医薬品候補であるMBX-SD-202治療薬を開発し、1つのサンプルを使用して何百人もの患者の治療を可能とするものです。