株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/01/17 09:53

アンジェス(株):2023/01/17 09:53

アンジェスは2018年当時から、エメンド社のゲノム編集技術に注目し調査をしてきたのですが、エメンド社の創立時から資金援助をしてきたアメリカの大手ベンチャーキャピタルであるOrbiMed社と武田薬品工業の子会社である武田ベンチャーズが、深く関わっていることから、これから関わっても難しさがあるのではないかと判断していた時期があります。が、2019年になって「エメンド社の経営陣が決して今の状況に満足している訳ではない」ということが分かり、これは一つのの攻め時だと判断して、2019年の3月に最初の出資をしたと山田社長が語っています。

「エメンド社の経営陣が今の状況に満足している訳ではない」という内容には、当時、エメンド社も設立4周年を迎えようとしている中で、研究委託費に依存する研究機関から脱皮して、念願であった米国ナスダックへの上場を果たし、資金調達力の向上を図る方向を志向していた背景があったと思います。
アンジェスは、そうしたエメンド社の意向を汲みながら、同時に世界的な次世代ゲノム編集技術を活用した遺伝子治療用製品の開発企業になることを展望し、エメンド社への投資を開始したのだと思います。

ですので、2019年11月には5000万ドル(約54億円)の追加投資によって、エメンド社を持分法適応関連会社化することを決議し、2020年1月と6月の2回に分けて、エメンド社の非上場株32%強を取得し、2019年3月分の投資額と合わせて、40%を超える投資を行い、OrbiMed社、そして武田ベンチャーズとの事前協議を経て2020年11月にエメンド社の子会社化を決議し、同年12月にはベストな形で買収が完了しているのです。

ある意味では、アンジェスが掲げてきた「遺伝子医薬のグローバルリーダーを目指して!」という企業理念が、アンジェスの背中を押した買収のようにも思えます。