●アンジェス(株):2022/10/27 05:37
【吉田統彦議員】
それで、結構です。アンジェス社のDNAプラスミドワクチンは歴史上、ワクチン開発に用いられていなかったものであります。私は早くから、DNAプラスミドワクチンは抗体産生度が低いということを指摘してきましたし、開発者本人自らもそれを認めていると、ワクチン開発に疑問を呈してきました。
もちろんサイエンスは、必ずしも結果を出せるものではないことは承知をしております。しかし、アンジェスは事前の段階で、極めて懐疑的なことは、国内外の専門家から、さまざまな、そしてしばしば指摘されてきましたし、私も、この国会の場で指摘をしてきました。
ちなみに大臣、2021年8月20日、インドの医薬品規制当局は、12歳以上の人に対するDNAプラスミドワクチンの使用を承認しております。ザイコブDと言われるこのワクチンは注射針を使わず、特殊な器具で皮膚に接種されます。臨床試験では67%の発症予防効果がありますが、この効果を出すまでに最低3回打たなければならないのです。最低3回打って、やっと67%です。このワクチンは、はたして日本で使用できますかね。3回打って67です。ねェ、委員長、委員長は専門家ですから、こんなもの使える訳はないのです、本当に。
あえて、再度伺います。審査期間はそれなりにあったにもかかわらず、厚生労働省、及びAMEDはなぜ、アンジェスのワクチン開発を採択したのですか、端的にお答えください。
【加藤厚生労働大臣】
質問はプロセスに係る話なので、事務局の方からお話したほうが良いと思いましたが、あえてと言うことなので、これを読むしかないので、読ませていただきます。
アンジェスのDNAワクチンについては、AMEDにより採択を決定したのは令和2年5月であり、翌月の6月に国産ワクチンとして、最も早く臨床試験に入ったものと認識をしております。
なお、厚生労働省がワクチン生産体制整備に関する新規事業の採択を決定したのは、同年8月となっています。AMED、及び厚生労働省においては、各支援に対する公募による申請に基づき、外部の専門家により構成されている評価委員会の審議を得た上で決定をしています。
★注:文中にあるAMEDとは国立研究開発法人日本医療研究開発機構のことです。