●アンジェス(株):2022/10/27 05:37
2022年10月26日、衆議院厚生労働委員会で吉田統彦衆議院議員が、アンジェスのワクチン開発に係ることに質問を行い、それに対し加藤厚生労働大臣が答弁していますが、その主要部分を文章化したので、紹介しておきます。掲示板での論議の参考にして戴ければと思います。
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◆衆議院厚生労働委員会の審議内容(その1)
【吉田統彦議員】
まず最初に、ワクチン開発に取り組んだアンジェス社についてお聞きします。今年9月9日、アンジェス社が、いわゆる大阪ワクチン開発の中止を表明しました。
このワクチン開発する2年前に、ワクチンの年内実用化などと申し上げた吉村大阪府知事が、開発中止を伝えられるや「チャレンジしないと成功もない」と発言したと報道されています。また、アンジェス社は「ご期待に応えることが出来ず、申し訳ありません」とコメントしています。しかし、事は「中止して申し訳ない」とか、「チャレンジしなくては成功もない」とか、そんなことで済む問題ではないと思います。
まず、この問題について議論する前に、今回、開発中止を発表する直前に、アンジェス社は改良型DNAワクチンの経鼻投与製剤に関する米国のスタンフォード大学との共同研究についての締結を発表していますが、こちらについて厚生労働大臣として、どのように期待されるのか、ご感想を戴ければと思っています。
【加藤厚生労働大臣】
アンジェスのスタンフォード大学との共同研究については、承知をしております。
その上で、個々の事例についてのコメントは差し控えたいと思いますが、日本の企業や大学などが国内や海外と組みながら、さまざまな対応をして戴く、特に今、求められるワクチン、あるいは治療薬について、積極的に取り組んで戴くことは、大変、歓迎することと考えています。