株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2022/07/13 09:25

アンジェス(株):2022/07/13 09:25

HGF遺伝子治療用製品コラテジェンの国内における取組は、120症例の市販後調査も順調に進み、経過観察期間後のデータ解析を行い、本承認に向けた申請の準備を進めて行くことになります。適応拡大の取り組みについても、慢性動脈閉塞症の安静時疼痛を有する患者を対象にした第Ⅲ相臨床試験は、2021年12月に目標症例の投与を完了しているので、あとは承認申請の準備を進めて行くことになります。

米国でのコラテジェンの承認に向けた取り組みについては、2019年6月に閉塞性動脈硬化症のうち、包括的高度慢性下肢虚血についてのグローバル治療指針として、包括的高度慢性下肢虚血の初期段階から適切な治療マネージメントを提供することで患者のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上を図ることを推奨する方針が打ち出されたことから、米国では下肢切断リスクの低いステージ1~2の患者を対象に臨床試験が進められています。

米国での後期第Ⅱ相臨床試験は60症例の集積を目指すものですが、2021年12月時点で約40例と目標症例数の約7割まで登録を完了するなど順調に進んでおり、2023年までにデータ解析を完了して試験結果を発表するという予定になっています。試験結果が良好であれば、「再生医療先進治療」(RMAT)の指定制度を用いて早期承認を目指す選択肢も出てきます。

なお、コラテジェンの他の疾患への適応拡大について、3月に開催された株主総会およ会社説明会で「HGF遺伝子治療用製品は、心臓の冠動脈にも対応できるということを耳にしたが、現在の状況は?」という質問があったことに、森下先生は

「現在は、着実な収益を上げるということで、下肢の領域での適応拡大になりますが、今後より良い技術が見つかれば、心臓に関する適応、それから脳梗塞認知症でも前臨床では改善効果があり、記憶が回復するということもわかっているので、脳に対する新しい遺伝子の導入とかが見つかってくれば、当然適応の拡大領域に入ってくるだろうと思います。が、まずは収益が確実に上がる、脚の領域に特化して、適応症を広げていくことになろうかと思っています」と。