●アンジェス(株):2022/07/12 08:16
いよいよ、今週の7月14日~16日にかけて第28回日本遺伝子細胞治療学会学術集会が博多国際展示場&カンファレンスセンター会館で開催されます。
アンジェスも7月8日の広報ブログで、第28回日本遺伝子細胞治療学会学術集会においてアンジェスの社員である中條光章氏が「プラスミドベクターによる遺伝子治療の可能性」についての発表、そして村上晶彦氏が「EmendoBioにおけるゲノム編集治療の開発」についての発表すると報告しています。また、アンジェスの山田社長はタカラバイオの仲尾社長と会長特別企画のGene and Cell Therapy: Industrial Views(遺伝子および細胞治療:産業的見解)の発表会で座長をすることになっています。
大阪大学の森下先生も日本遺伝子細胞治療学会(JSGCT )の理事長の任にあるので7月14日に「遺伝子細胞治療の夜明け」のテーマで理事長講演を行います。
また、大阪大学の健康発達医学のリーダーとして活躍している中神啓徳教授が「COVID-19 DNAワクチン開発」と題して報告を行います。
報告する内容は、日本医療研究開発機構(AMED)が昨年8月に公募した「橋渡し研究プログラムの採択課題(二次公募)」に、大阪大学の中神教授が「新型コロナウイルスに対するブースタータイプのペプチドワクチン開発」という研究テーマで応募し採択されているので、その研究が主たるテーマとなると思います。
この中神教授の「新型コロナウイルスに対するブースタータイプのペプチドワクチン開発」の開発研究は、ファンペップ社のHPで言っているように「①免疫持続期間の延長、②幅広い変異株への対応、③強い副反応の低減など、既存ワクチンの課題を改良する」ワクチン、すなわちユニバーサルワクチンに合致するものです。
研究で生み出される抗体誘導ペプチドワクチン(FPP006)は、DNAワクチンの有効性を更に高めることを目的にして開発されているもので、FPP006ワクチンの独自投与が目的ではなく、DNAワクチンと併用することによって、変異株にも対応できる普遍性のあるユニバーサルワクチとして開発されるもので、ファンペップがチームアンジェスの新型コロナワクチン開発に共同参画した意義でもあるのです。