●アンジェス(株):2022/02/02 18:30
【日本経済新聞】2/2朝刊より抜粋
自宅療養 届かぬ医療
東京都の電話窓口パンク状態 相談殺到、応対は3割!!
自宅で療養する新型コロナウイルスの感染者が急増し、医療面のケアが追いつかない懸念が出ている。東京都の相談窓口は電話が殺到し、回線はパンク状態になった。コロナの飲み薬も在庫が足りないとの声が根強い。重症化リスクのある療養者が必要な医療にアクセスできる環境整備が急務だ。
東京都が開設した24時間対応の電話相談窓口「自宅療養サポートセンター」には、初日の1月31日午前だけで6000件の電話が殺到。オペレーターが応対できたのは全体の3割にとどまった。半数以上は食料や血中の酸素飽和度を測る機器の配達に関するものだった。
厚生労働省によると、全国の自宅療養者は直近集計の1月26日時点で26万人超。2021年夏の「第5波」ピーク時の2倍にのぼる。感染力が強い変異ウイルス「オミクロン型」の影響で急拡大が続く。
国内では1日も8万人を超える新規感染者が確認された。自宅療養者がさらに増える可能性は高く、医療的ケアの早急な拡充が求められる。
・……………………………………………………………………………………………・
★ 岸田総理は就任時の所信表明で「新型コロナと言う国難を国民の皆さんと共に乗り越え、新しい時代を切り拓き、心豊かな日本を次の世代に引き継ぐために、全身全霊を捧げる覚悟」と強い決意表明をしていました。
そして、「これまでの対応を徹底的に分析し、何が危機管理のボトルネックだったのかを検証し、司令塔機能の強化や人流抑制、医療資源確保のための法改正、病床確保、並びに在宅療養者に対する対策の徹底、そしてワクチンや治療薬の開発推進」を語っていたと思います。
しかし、日本の感染状況が一時好転し、内閣支持率がアップしたことによる安堵感からか、オミクロン型の感染拡大に対応しきれていないのが実態だと思います。
これを機に気を引き締めてことにあたってほしいと思います。