株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2021/12/22 15:30

アンジェス(株):2021/12/22 15:30

「T」さんへ
おそくなりましたが昨日、戴いた宿題への返信です。(その2)

また、2021年6月~7月の時期は、日本政府も6月1~2日にかけて開催される
ワクチンサミットのホスト国として、国産ワクチン生産体制確立への支援策や
国際基準に合致した承認制度をどうするかを検討していた時期なのです。

この承認制度をどうするかの論議の焦点は、昨年秋に最終的な治験に
当たる第3相について、医薬品医療機器総合機構(PMDA)から
「発症予防効果を検証するための第3相臨床試験は、海外を含む感染が
流行している地域も視野に入れ、1万~数万人規模を想定する」との方針が
打ち出されたものが、ファイザーやモデルナなどの先行ワクチンの接種が
進む中では、プラセボを含む大規模治験は現実的でないとして
再検討が行われてきたのです。

アンジェスからワクチンの製造受諾しているタカラバイオとしては
もし第2/3相臨床試験の治験結果がWHOが推奨する国際基準の承認基準に
合致していると確認された場合と、加えて承認制度の改革が進んだ場合への
対応として、ワクチン製造の試運転に7月から入っておこうとする
判断はありうることなのです。

しかしながら、7月26日の広報ブログで報告された会社説明会の中で
「第2/3相臨床試験の結果分析をしている最中ではありますが、同時に
ワクチンの投与量を増やした治験に向けて、当局と協議し試験開始の準備をして
いるところです」と報告があったのです。
そして2021年8月17日、ワクチンの投与量を増やしての高用量製剤の
第1/2相臨床試験が筋肉接種の3パターンと皮内接種の2パターンの400症例の
治験が関西及び関東圏の6施設で開始されたのです。

これは、アンジェスのワクチンについて、年内の実用化がなくなったことを
意味するもので、タカラバイオも、どのような承認制度になったとしても
対応できるように、7月から試験的に稼働させる取り組みの準備を
進めてきたが、アンジェスが高用量についての取り組み予定を発表した
段階で、稼働中断となったのだと思います。

あとは、11月10日に接種完了となった高用量製剤での第1/2相臨床試験
治験結果待ちとなると思います。
これが、「T」さんから問い合わせがあった件への、私の見立てです。