株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2021/10/29 09:10

アンジェス(株):2021/10/29 09:10

日本経済新聞】10/29朝刊から抜粋
DNAワクチン コロナで初めて実用化.....製造しやすく、投与に工夫

新型コロナウイルスで「DNAワクチン」という新たなタイプの実用化が進む。8月にインドで初めて緊急使用許可を取得した。国内でもアンジェスが追加の臨床試験をしている。製造しやすく、温度管理しやすい利点があり国際的なワクチン供給を補うと期待される。

認められたのはインド製薬会社、ザイダス・カディラが開発したDNAワクチンだ。申請から2カ月足らずで緊急使用許可を得た。2万8千人以上を対象とした最終段階の治験はデルタ型が猛威をふるう中で実施されたが、中間解析では発症を防ぐ効果は67%あった。2回接種後、死亡や重症化した例はない。

DNAワクチンは新型コロナウイルスの遺伝子の一部を運び役となる物質「プラスミド」に組み込んで投与する。細胞内でDNAを放出し、それをもとに「メッセンジャーRNA(mRNA)」を介して、ウイルスのたんぱく質が作られる。それを免疫が記憶することで感染防御などに役立つ仕組みだ。

ファイザー、米モデルナの製品が2020年12月にそれぞれ英米で緊急使用が認められた。mRNAは分解しやすいため油の膜で包み、低温での保管も不可欠だ。人工合成による製造にも手間がかかる。一方、DNAは安定しており、そのまま投与できて、特別な低温管理が不要だ。大腸菌などを使い容易に製造できるため、製造コストも抑えられる。

課題はmRNAワクチンよりも免疫反応が起きにくいといわれる点だ。そのためザイダス社のワクチンの場合、28日間隔で3回接種する。同社の場合、注射ではなく、皮膚に押しつけて噴射する既存の機器を使い、皮膚の表面近くに投与する。免疫を担う細胞が筋肉や皮下よりも表面近くに多いため免疫反応が高まるという。

国内ではアンジェスが開発に取り組む。20年6月に最初の治験を始めた。8月からは効果を詳細に確かめる追加の治験をしている。投与量を増やすほか、特殊な噴射機器で皮膚表面に投与する治験も並行して進める。

世界保健機関(WHO)によると、世界では新型コロナのDNAワクチンを開発する動きが10件以上あるという。アンジェス創業者で大阪大学の森下竜一教授は「インドでの実用化でDNAワクチンのコンセプトは明確に示された。今後さらに多く開発される」と期待する。