●アンジェス(株):2021/11/02 04:02
アンジェスは10月1日(金)~10日(日)の期間、株主向けに会社説明会をオンライン形式で実施しました。その中で、新型コロナウイルスDNAワクチン、及びAV-001治療薬関連の質問に対する回答を広報ブログで報告していますが、改めて紹介します。
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◆新型コロナウイルスDNAワクチン、及び治療薬AV-001関連の質疑(その1)
【質問】日本国内で、一番乗りで、新型コロナウイルスのワクチン開発に名乗りをあげて国産ワクチンが出来ると思っていましたが、進捗が遅いのはなぜですか?
【回答】ファイザー社やモデルナ社のワクチンは、今までにない想定以上の効果があり、従来のワクチンの常識を超える短期間に臨床試験を仕上げた例です。弊社のDNAワクチンは、早く製造できるなどの利点がある、と思っていましたが、投与量を上げながら臨床試験を繰り返している結果、当初の見込みより遅れているのが現状でございます。何とか、臨床試験を成功させ、早く製品化することを目標として進めてまいりたいと思っております。
【質問】DNAワクチンの第2/3相臨床試験結果の公表を現在まで行っていないのは、なぜでしょうか?
【回答】抗体価測定など各種測定に関する世界標準の測定系が国内には無い中で、その結果を客観的に評価するためにもWHOが推奨する海外機関に抗体価等の測定を依頼しており、その結果を然るべきタイミングで公表してまいりたいと考えております。
【質問】新型コロナワクチンの具体的なスケジュールについて、他社より先行して(コロナワクチンの)開発に入ったのに、現状では他社に抜かれているように思います。また、開発スケジュールが第2/3相から第1/2相に変更になったのは何故ですか?
【回答】ファイザー社やモデルナ社のワクチンは想定以上の効果があり、それを受けて、当社のDNAワクチンの効能を上げるべく、投与量を上げながら臨床試験を繰り返している結果、開発の期間が延長されたということになります。
また、開発スケジュールが第2/3相から第1/2相に変更になったのは、投与量を上げる場合には、安全性を確認するために第1/2相の臨床試験が必要なため、現在その試験を進めているところでございます。