●アンジェス(株):2021/08/21 00:10
アンジェスの新型コロナワクチンの有効率は第2/3相臨床試験で実施された
プラセボの治験結果が公表されていないので、現段階では有効性を
測定することはできませんが、それでも抗体陽転率がどのように
高まるのかについて、測定が可能です。
それは、アンジェスのワクチンがファイザー社のワクチンや
モデルナ社のワクチンと比較した場合、抗体陽転率が低いとして
複数の方々からアンジェスの抗体陽転率は60%と紹介されていることを
根拠に一定の計算が可能となるからです。
もともとアンジェスは抗体陽転率についても、治験結果は一切明らかに
していないのです。では、この掲示板上で複数の方が、アンジェスの
抗体陽転率を60%としている根拠は何かと言えば、大阪大学の森下先生が
6月3日~4日に開催された日本医療研究開発機構(AMED)が開催した
シンポジュームの中の分科会で「ワクチン開発について」と報告を求められた
ことから、大阪大学医学部附属病院で実施した臨床試験について報告を
しています。それによると、AG0302の中和抗体陽転率は
2mg・4週間隔・2回投与で60%と森下先生は報告しているのです。
したがって、掲示板上で複数の方がアンジェスの抗体陽転率を60%としている
のは、それが根拠となっているのです。
しかし、アンジェスの抗体陽転率は60%と低いと掲示板上で繰り返し
プロパガンダしている方々は意図してか、森下先生が
2mg・2週間隔・3回投与では抗体陽転率が70%となっている報告されている
ことに触れていないのです。
このことから言えるのは接種量と抗体陽転率は一定の影響があることは事実で、
それが高用量の治験を行う目的なのです。
今回の筋注射での高用量臨床試験でも、ファイザーワクチンやモデルナワクチン
そしてアストラゼネカのワクチンと比較すれば、アンジェスのワクチンは
まだまだ、低用量といえるのです。
まして、無針デバイスを利用した皮内投与の場合は低用量でも効果のあることは
大阪大学で実施している朝野先生が責任者で実施している医師主導の治験でも
裏付けは取れていると思います。
既に開始されている、高用量の治験結果に期待したいと思います。