●アンジェス(株):2022/01/13 10:33
森下先生が嘘を言ってきたとの批判への反批判(その2)
次に以前は確かにファイザー、モデルナよりは落ちると語っていたが、「アストラゼネカ並みの有効性があるように語っていたのに、それが「ファイザー、モデルナ、アストラゼネカの現在認められているワクチンと比べると抗体価がまだ低い」と言っているのは、これまで嘘を言っていたのかという指摘に答えてみたいと思います。まず、ワクチンの評価に関しては大きく言って抗体陽転率と有効性の二つを走行的に評価する考えがあります。
そこで、森下先生がインタビューで語った「ファイザー、モデルナ、アストラゼネカの現在認められているワクチンと比べると抗体価がまだ低い」という発言は、森下先生がこれまで発言してきた、アンジェスの新型コロナDNAワクチンはアストラゼネカと同程度の有効性があると語ってきたことと矛盾があり、嘘を言ってきたのかのという批判についての是非を論じてみたいと思います。
結論から言えば、森下先生のインタビュー発言は「ファイザー、モデルナ、アストラゼネカの現在認められているワクチンと比べると抗体価がまだ低い」との発言は
皆さんも繰り返し「ファイザー、モデルナ、アストラゼネカの塔体陽転率は100%」と語ってきたわけで、アンジェスの抗体陽転率は投与量2㎎の2回で60%、2㎎の3回接種では70%という結果が大阪大学医学部附属病院での第1/2相臨床試験の結果で判明しているので、その限りではアストラゼネカと比べても抗体価が低いのは事実で嘘ではないのです。ただワクチン投与によって作り出される抗体産生力は
総合的にアストラゼネカ程度はあると森下先生が語ってきたのです。
しかし、医薬品医療機器総合機構(PMDA)が国際基準として求めている非劣性試験に臨むにあたっては、ファイザーやモデルナの抗体陽転率100%、有効性が約94~95%あると言われた先行ワクチンと比較をすれば、それに及ばないので投与量を増やした高用量製剤による治験を昨年8月から開始したのです。
インタビューの内容を冷静に読めば、森下先生が嘘をついている訳ではないことが
理解できると思います。