●アンジェス(株)：2021/06/04 13:43

６月３日から４日にかけて開催されている「第４回TRSシンポジウム：新型
コロナウイルス感染症対策関連研究開発事業の成果報告会」も
午後の部に入り、「ワクチン開発」についての開催まで、残すところ
２時間となりました。この分科会には、国内で取り組んでいる企業及び
研究団体の７団体から報告が寄せられます。
報告のトップバッターとして森下竜一大阪大学大学院教授が
「新型コロナウイルス（SARS-CoV-2）を標的としたDNAワクチンの臨床開発」と題して報告します。

当然、治験結果については、このシンポジウムの開催を支えている
日本医療研究開発機構（AMED) と事前のすり合わせの上、発表されると
思われるので、細部の治験データーは別として、３月に治験が終了した
関西及び関東での８施設で実施した第２/３相臨床試験の治験結果を含めて
発表されると思います。

アンジェスが初夏に報告予定の治験結果については、既に規制当局に
報告済みだと思います。ただ、６月２日に開催された「ワクチンサミット」の
事務局レベルで検討されてきた国際的なワクチンの承認基準が確定するのを
待って、申請から正式に受理の手続きに入ると思います。
なぜならば、前回、規制当局から提示された第３相臨床試験が
「海外を含む1万人から数万人規模の第３相臨床試験の実施」となっているので
それを見直した、新たな国際承認基準に合致した取り組みが規制当局で
方針確定した段階で、正式な受理扱いになると思います。

アンジェスは承認に向けた新たな取り組みがどの様なものになるとしても
国の支援を受けて国産ワクチンの開発を進めれば
新型コロナワクチンの国産第１号になると思います。