●アンジェス(株):2021/04/23 11:22
<自民党新型コロナウイルス感染症対策PTの提言内容を整理すると
「私見ですが」、以下のような骨子になると思います>
◎緊急時のワクチンなどの薬事承認の有り方としては、海外を含む数万人を対象とする大規模治験の実施は、海外でワクチン接種が進んでいることから困難になっている実情を踏まえ、初期段階(第1/2相)の成績で承認し市販後に追跡調査を行うなど、政府に柔軟な対応を求める。
◎海外を含む第3相の大規模治験に代わる代替案としては、通常承認前に条件付き仮承認を行ったワクチンを国が買い上げ、市販後の追跡調査に加え、事実上の第3相試験を行うことを提言する。なお、国産ワクチンの信頼維持のため、欧米の規制当局と連携しながら、迅速な開発に役立つ規制の検討を求める。
◎自由民主党新型コロナウイルス感染症対策PTは、「国民の多くが国産ワクチンができないことを嘆いている」現状を重く受け止めて、今回のパンデミック(世界的大流行)を契機に国産ワクチンの迅速開発を可能とするよう、不退転の決意で臨むこととする。
◎条件付き仮承認の基で、国民へのワクチン接種が一定程度進み、ワクチンの安全性及び有効性が更に確かなものと確認された段階で正式に通常承認の手続きを迅速に行うものとする。その上で、国産ワクチンの供与を望む諸外国には、国際貢献に寄与する観点から積極的に対応することとする。