●アンジェス(株):2021/04/22 13:51
昨夜(21日)のBSフジプライムニュースの中で
「アンジェスのワクチンは第三相治験まで進んでいると聞いておりますが、
厚労省はなぜなかなか認可しないのでしょうか?」と言う視聴者からの質問に
局アナの方が「これについては、森下先生どうですか」と質問を向けたのに
対して、森下教授は次のように発言しています。
「厚労省は海外で発症率を見る試験を承認条件としていますが、ワクチンが
普及している中で難しい点はあります。鴨下先生のプロジェクトチームで
提言が出されると聞いてます。少し動きが出てくるんじゃないかと思いますが
鴨下先生、どういう提言になりますか?」と。
「第三相を外国でやるのはなかなか大変ですから、何らかの形で先生方からも
ご提案をして頂いて第三相をある程度省略しても承認できる工夫をしないと
ダメだと思います」と、答えています。
こうした論議について昨日、「R」氏は、
「早期承認について森下先生が鴨下議員に振って 逆に戻されちゃった
どちらも責任逃れって感じでしたね」とコメントしています。
けれども、鴨下PT座長の話を率直に受け止めれば、
「何らかの形で先生方からも、ご提案をして頂いて」とは森下先生も含めて
各方面からのご提案をいただいてという趣旨であり、したがって
「第三相をある程度省略しても承認できる工夫をしないとダメだと思います」と
いう内容は、もちろん「森下先生、工夫しないとダメだと思います」と
森下に振ったのではなく、視聴者の質問の
「アンジェスのワクチンは第三治験まで進んでいると聞いておりますが
厚労省はなぜなかなか認可しないのでしょうか?」という問いに対して
鴨下議員は自由民主党ワクチン対策PT座長として「第三相をある程度省略して
も承認できる工夫をしないとダメだと思います」と答えているのです。
これが昨夜のBSフジ:プライムニュースの肝となる核心部分なのです。
自民党のプロジェクトチーム(PT)がまとめた提言の原案では
ワクチン開発の薬事規制について、緊急時は「平時とは異なる対応を考慮すべき」だとする内容で意見集約されています。
自由民主党PTは近く提言内容をまとめ不退転の決意で、政府に国産ワクチンの
可及的速やかな開発を求める提言をするとのことなので期待したいと思います。