●アンジェス(株):2020/02/28 11:20
NF-κB デコイオリゴの
米国での第1b相臨床試験の投与完了!!
椎間板性腰痛症は、椎間板変性などに起因した慢性的な腰痛疾患で、特に中高年層に多い疾患です。椎間板細胞を用いた実験においてNF-κB デコイオリゴは、これらの病態因子の産生を抑制することが確かめられ、更に椎間板変性症モデル動物において有効性が示されています。このことから、NF-κB デコイオリゴは慢性腰痛に対する鎮痛効果と共に、椎間板変性に対しても有効な可能性がある新しいタイプの腰痛治療薬として期待されてきました。
本日2月28日、アンジェスでは米国で実施中の椎間板性腰痛症に対する NF-κB デコイの第1b相臨床試験において、予定した25 例の患者投与が完了しましたことがIRで報告されました。
今後、投与された患者を二重盲検で6 ヶ月間安全性と有効性を評価し、その後6 ヶ月の非盲検観察期間で長期安全性、忍容性および有効性が評価されます。
観察機関を経て、安全性及び有効性の評価を得て、一日も早く待ち望む患者さんに届けることが出来る日が来ることを望んでいます。