株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2020/02/13 02:40

アンジェス(株):2020/02/13 02:40

HGF遺伝子治療用製品「コラテジェン」について(その4)

<条件・期限付き承認のエビデンス紹介>

根拠となった臨床試験を一つご紹介します。
本試験は薬物治療抵抗性で、外科的治療の適用が困難な慢性動脈閉塞症(Fontaine分類Ⅲ~Ⅳ度)の患者さんを対象とした国内第Ⅲ相試験です。
対象患者さんをコラテジェン筋肉内投与群とプラセボ筋肉内投与群に分けて有効性・安全性が検討されました。
その結果、Fontaine分類Ⅲ度の患者さんでは「痛みの改善」、Ⅳ度の患者さんでは「潰瘍の縮小率」が確認されました。

<重大な副作用・発がん性の問題について>

重大な副作用として、悪性腫瘍(胃腺癌0.5%、結腸癌0.5%、胃癌0.5%、肺癌0.5%、前立腺癌0.5%、食道扁平上皮癌0.5%、子宮平滑筋肉腫0.5%)が報告されていますので、投与後は定期的に観察を行い、異常が認められた場合は適切な処置を行うよう注意が必要です。

この考察として、審査報告書には以下のことが述べられていました。

「良性又は悪性新生物等の発現率は、プラセボ群より本品群で高かった。
しかしながら、本品との因果関係が否定されなかった症例は7 例のみであること、ASO 第Ⅲ相試験ではプラセボ群に対して本品群では観察期間がより長期(本品群:最長13 年、プラセボ群:12 週)になっていること、さらに本品の投与対象となるのは発癌のリスクが高くなる年齢層の患者であること等を考慮すると、現時点で本品と良性又は悪性新生物等の発現との関連は明確ではないと考える。」

確かに観察期間がプラセボと比べて遥かに長いので、高齢者を対象としため、がんが自然に発生したとも考えられます。
また、毒性試験では発がん性は認められていません。

毒性試験結果において発がんリスクに関する懸念は認められておらず、本品が腫瘍を増悪させるとの臨床試験成績は得られていないものの、発現産物であるhHGF は血管新生作用により悪性腫瘍の成長を促進する可能性がある。

そのため、添付文書において、本品の投与部位の近傍(筋肉及び周辺組織)に悪性腫瘍がある患者又はその既往歴のある患者に対する本品の投与は禁忌として設定し、本品の投与部位の近傍以外に悪性腫瘍がある患者に対しては慎重に本品の投与可否を検討する必要がある旨を注意喚起するとなっています。