株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2024/02/09 08:35

アンジェス(株):2024/02/09 08:35

アンジェスがカナダのバソミューン社と共同開発しているTie2受容体アゴニスト化合物(AV-001)は急性呼吸窮迫症候群の治療薬として開発してきたものですが、新型コロナウイルス感染症が拡大し肺炎患者が増大したことから、中等度から重度の感染症肺炎患者向けの治療薬としても効果があると判断し、2022年1月より米国で前期第Ⅱ相臨床試験として取り組んできた経過があります。

ただ、取り組みを開始した2021年12月頃から、コロナウイルスが変異株に代わったこともあり感染者数が減り、肺炎患者が急減したことから治験の患者確保が難しくなり、バソミューン社では臨床試験の対象疾患を「インフルエンザ等のウイルス性及び細菌性肺炎を含む急性呼吸窮迫症候群(ARDS) に広げる」申請を米国FDAに行い、2022年12月に承認を受け、現在もその取り組みを行っています。

バソミューン社は、治験の遅れを取り戻し、前期第2相臨床試験の登録進捗に向け、米国において臨床試験の実施に協力してもらえる医療機関の増設を進めてきました。こうした取り組みの中、2023年11月15日に米国における独立データ安全性モニタリング委員会(IDSMB)から現在実施中の第2相臨床試験における安全性について肯定的評価を受けたことが報告されています。

バソミューン社の社長兼最高執行責任者のブライアン・E・ヤーンズ博士は、このことについて「独立データ安全性モニタリング委員会より、急性呼吸窮迫症候群患者を対象としたAV-001の有効性、安全性、忍容性を評価する第Ⅱ相臨床試験の継続が推奨されたことを嬉しく思います。我々は、Tie2シグナルを回復させることにより、内皮の安定性を促進し、バリア防御を強化し、血管漏れを阻止することで、患者の予後を大幅に改善できると確信しています」と述べています。

なお、コロナウイルス感染症については パンデミックから昨年5月にエンデミック宣言が行われていますが、ここにきて米国内の新型コロナ感染者のおよそ半分が、WHOが「注目すべき変異株」に引き上げた「JN.1」に感染したことが明らかになっています。JN.1はインド、中国、イギリスなどでも確認されていますが、急性呼吸不全など血管の不全を原因とする疾患に有効性があると言われているAV-001の開発が、一日も早く進むことを期待したいと思います。