株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/12/28 09:16

アンジェス(株):2023/12/28 09:16

バソミューン社が開発してきたAV-001(Tie2受容体アゴニスト化合物)は、中等度から重度の新型コロナウイルス感染症肺炎患者向けの治療薬として2022年1月より米国で前期第Ⅱ相臨床試験として取り組んできましたが、開始した直後から、コロナウイルスが変異株に置き換わったこともあり、肺炎発症患者が急減したことから患者確保が難しくなった経過があります。

そのため、バソミューン社では臨床試験の対象疾患を「インフルエンザ等のウイルス性及び細菌性肺炎を含む急性呼吸窮迫症候群に広げる」申請を米国FDAに行い、2022年12月に承認を受けて取り組んできましたが、患者数の確保が進まず、治験及び臨床研究に関する情報を提供しているデータベースClinicalTrials.govによる情報では、AV-001の前期第Ⅱ相臨床試験の第一次完成は2024年12月に、そして前期第Ⅱ相臨床試験の研究の完了は2025年3月へと変更になっています。

バソミューン社が開発をしているAV-001の前期第Ⅱ相臨床試験については、今年11月15日に米国における独立データ安全性モニタリング委員会から、今後の治験について肯定的な勧告を受けたことから、米国での臨床試験を実施するために、医療機関増設の準備を実施しているとのことです。

なお、新型コロナウイルス感染症も地域や季節に限定されないパンデミックの感染状況から、特定の地域での罹患状況や一定の季節に繰り返し発生するエンデミック宣言が今年の5月に行われましたが、ここにきて米国内の新型コロナ感染者のおよそ半分が「JN.1」に感染したことが明らかになり、英国・フランスなどの欧州、シンガポールなどアジア国家にも広がっています。

JN.1は当初、オミクロン株の新種の一部分と見なされていたが、WHOは深刻性が深まったことから、注目すべき変異株に引き上げました。加えて、冬を迎えた北半球では、インフルエンザの流行も重なることから呼吸器感染症が流行する怖れがあるので、治験への協力医療機関の拡充を含めてAV-001の前期第Ⅱ相臨床試験が進むように体制の強化を図ってもらいたいと思います。