株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/12/04 16:00

アンジェス(株):2023/12/04 16:00

CRISPRキャスナインはエマニュエル・シャルパンティエ教授とジェニファー・ダウドナ教授の二人の女性科学者によって開発されたのは2012年ですが、そのゲノム編集がこれまでより短時間で簡単に標的とするDNA配列を切断できる画期的な技術として評価され2020年にノーベル化学賞を受賞しています。

これを機に、ゲノム編集による人への治療法の確立が本格化し、現在はオフターゲット効果を回避・低減する技術開発に取り取り組み、人への臨床試験に取り組んでいる企業が幾つかあるようです。オフターゲット効果とは、標的としている遺伝子配列と似た配列を持つターゲットではない部分の遺伝子を切断していまうことですが、人への治療に適応する場合にはオフターゲット効果を低減した、安全なゲノム編集の人への適応が待ち望まれていたのです。

このオフターゲット効果の問題を解決するためにエメンド社では、塩基配列を切断するDNA切断酵素のヌクレアーゼをより精度高く、誘導された特定の場所を切り取る改良を行い、エメンド社独自のヌクレアーゼを確立しています。これをエメンド社では「OMNIヌクレアーゼ」と命名しています。エメンド社ではオフターゲット効果を回避するために、新たな特徴をもった新規のOMNIヌクレアーゼを数多く作出し、特許を出願しております。

同時にエメンド社では、様々な遺伝子疾患について、その疾患と遺伝子変異の分子機構の理解に基づき、疾患に応じてゲノム編集戦略を構築し、数多くのOMNIヌクレアーゼの中から適切なヌクレアーゼを選択し、それをさらに標的配列に対して最適化する「OMNIプラットホーム」技術を確立しています。この技術の確立により、これまでゲノム編集では対象とできなかった疾患を含めて、人への安全で有効な治療法の確立が可能になってきたのです。

エメンド社では現在、血液学では重度の先天性好中球減少症、心血管部門では家族性高コレステロール血症、高脂血症、そして眼科では網膜色素変性症、コーンロッドジストロフィー、黄斑ジストロフィーなどに取り組んでいます。その中で最も取り組みが進んでいるELANE関連重症先天性好中球減少症については、FDAとの協議で提示された課題の回答作成を行っている段階で、2023年内に臨床試験の申請を行い、2024年の臨床試験入りを目指して取り組みを行っています。