株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/04/11 10:36

アンジェス(株):2023/04/11 10:36

アンジェスが、企業理念として掲げて来た「遺伝子医薬のグローバルリーダーを目指して」と言う内容は、要約すれば「生命が長い時間をかけて獲得した遺伝子の力を借りて画期的な遺伝子医薬を開発・実用化し、人々が健康で暮らし続けることに貢献することを目的とする」ことになると思います。

そして、「遺伝子医薬のグローバルリーダーを目指す」ということは、遺伝子医薬を開発する三つの領域、つまりプラスミド手法、ウイルスベクター手法、そしてゲノム編集技術を用いて治療法を確立し、創薬に繋げる手法を確立することを意味します。

アンジェスの創業は1999年12月なので、振り返るとベンチャー企業と言われながら創業以来23年以上が経過している訳です。その間、遺伝子治療用製品を実用化できたのは「条件及び期限付き承認」を得たコラテジェンのみと言えます。

コラテジェンの開発を振り返れば、山田社長が言っているように新薬開発の成功確率は3万分の1と言われている中で、様々な挑戦と苦労を経て、20年という歳月をかけて開発したもので、その意義は否定されるものではありません。

けれども、同時に「遺伝子医薬のグローバルリーダー」を目指す以上は、医薬品開発が国際的にも熾烈な競争の中に合って、医薬品の世界市場の中では、日本製品は既に10%を切っていて、それが年々低下している中で、「その小さな領域だけでビジネスをするのが本当によいのか、やはり世界の領域がどんな状況であるか、ビジネスの観点からどこを攻めたらよいのか、ということを考えないといけない時期になりました」と山田社長が語っていますが、その通りだと思います。

そうした思いと「遺伝子医薬のグローバルリーダーを目指す」という、アンジェスが掲げて来た企業理念に背中を押されるような形で、2020年12月にエメンド社を子会社化したわけです。そのエメンド社も子会社化してから2年数カ月が経とうとしていますが、エメンド社の中で研究が進んでいるELANE関連重症先天性好中球減少症を対象疾患として臨床入りの準備が進められ、2022年11月にはプレINDミーティングが行われてきました。臨床試験入りの申請については、2023年第3四半期の時期に行う予定とのことなので、その時期を待ちたいと思います。