株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/07/19 12:09

アンジェス(株):2023/07/19 12:09

「元」さんへ(その1)

貴方から
「議論するその前に、
コラテジェン、ゾキン、ACSR
この三点の粗利率と純利率を
教えてください。
それと月掛ランニング経費も
教えて頂ければ具体的な議論が
できると思います。
宜しくお願いいたします」とコメントを戴きました。

まず、コラテジェンについてはこれまでの条件解除を求める
本承認の申請を5月31日に行っていますが、その審議結果が
出るのは2024年第1四半期の時期と考えています。
したがって、これまでのコラテジェンの販売は条件及び期限付き
承認のもとにおける製造販売後承認条件評価を行う販売で
あったわけです。つまり、商業ベースの販売とは異なるので
粗利率と純利率を計算し、利益を出せるかを計算する段階の
取り組みではないと思います。

ゾキンヴィについては正式承認に向けた製造販売費用として
15億円(2年間の期間)を充当予定を予定していることは
6月26日発表の新株予約権の取り組みのIRの中で報告されています。
ゾキンヴィの対象疾患の方は、難病センターの報告では、日本で
10名程度の患者数と言われています。
ではゾキンヴィが国内承認された場合の薬価ですが、山田社長の
話しでは、以前取り扱ったことがあるムコ多糖症Ⅵ型治療薬の
ナグラザイムを上回る価格を想定しているような話をしています。

しかし、ナグラザイム点滴静注液5mgの薬価は2008年当時は
25万6775円と決定されているので、それを多少上回った薬価でも
仮に10人に投与したとしても、2年間の取組み期間では、
正式承認に向けた製造販売費用として15億円にまったく届かない
ことは明らかです。

山田社長は第24期定時株主総会終了後の会社説明会
「ゾキンヴィの日本への導入を決定したのは治療法がない疾病
分野や難病、希少疾患などを対象にした医薬品を一日でも早く患者さんに
お届けするという事業目的と合致する製品であるためです。」と語って
います。

では、山田社長のゾキンヴィの国内販売は、全くの慈善事業かと言えば
違うと思います。その内容は次の投稿で触れてみたいと思います。