株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/07/18 21:04

アンジェス(株):2023/07/18 21:04

「元」さんのコメント。

「コラテジェンですが、
万一に承認されたとしてですが、
月々の経費が仮に約8億円位としても
それを補える位の需要と純利はあるの
ですか?
私には全くそんな風には思えません。
かなり見通しと試算が甘すぎると
思いますが」と。

コラテジェンの収益見通しについては、薬価を決めた2019年8月28日の
中央社会保険医療協議会の資料によると、ピーク時に予想される年間の
投与患者数は992人、売上高は12億円となっています。
ですので、コラテジェンが本承認を取得したとしても、国内販売によって
黒字化の見通しが立つのかと言えば、黒字化の達成は率直に言って困難で
あることは事実です。

また昨年10月、山田社長は東洋経済大西記者からインタビューを受けて
いますが、その中で黒字化の展望について質問を受けていますが
「日本で2019年に条件付き承認を取得した遺伝子治療薬の「コラテジェン」
では、本承認が今後取れても、今の赤字を埋める収益を上げるのは難しい」と
答えています。

では、収益の観点から見たときにコラテジェンの開発は意味があるのか
という疑問ですが、販売については国内だけではなく、米国やイスラエル
そしてトルコ、ヨーロッパへと拡大の展望を持っています。

アンジェスが2023年3月に発表した「事業計画及び成長可能性に関する
事項の開示」の資料によると、米国のFoster Rosenblatt調査資料では、
コラテジェンの治療対象者である米国での閉塞性動脈硬化症は780万人と
なっていて、そのうち米国で実施している後期第2相臨床試験の対象者は
下肢切断リスクの低いステージ1~2の患者を対象にしたものですが
その患者数については、日本と比較すると非常に多いことが報告されています。

ですので、国内におけるコラテジェンの本承認を得ることは、今後、海外で
承認を受けるときの礎ともなるので非常に重要な意味を持つと思います。