●アンジェス(株)：2023/05/14 22:03

「s」氏へ。
「長いけど読みました」とはありがとうございます。

それから貴方が確認してくれましたが、厚生労働省からの「生産体制等緊急整備事業(第一次公募)」の補助金93億8000万円については「当然、タカラバイオ等への助成金については、規定通りの施設を正しく作ったので返還は不要です」と確認して戴いたことは、今後の論議の上で一つの整理ができたと思います。

そこで、これからの議論としては、2023年12月期第一四半期決算短信の負債の部に記載されている前受金 57億6400万4000円は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)から助成された経過のものですが、「s」氏が言うように「支給ありきの性格のものではありません」との指摘は確認できます。

それは、アンジェスがアンジェスがワクチン開発にかかる費用としてとして申請した金額を日本医療研究開発機構(AMED)が支給しているものですが、支給された助成金について、後でAMEDから使用実績の監査を受け、適正と認められたワクチン開発費を収入として計上できる仕組みとなっているからです。その審査の時期もあり、日本医療研究開発機構(AMED)からの助成金57億6400万4000円が、まだ審査が完了していないこともあり、2023年12月期第１四半期の決算短信では負債の部に計上されているのですが、今後、使用実績の審査を受けて逐次、確定していくことになります。

問題の論議ですが、「実質最初から失敗を確信しながら助成金を不当に要求した悪党ですから」とする場合は、貴方が言うような「AMEDの要項に研究の不正行為があった場合は契約解除の上、以後の支給額に年10.95の金利を加えて返金要求されるそうなので、57億円に10.95%上乗せで返金させて欲しいものですね」というレベルを超えて、国を騙した行為となる主張なので、明確な根拠がない場合は、慎重な意見展開が必要かと思います。