株価どん底! されどアンジェス応援歌

Yahooのアンジェス(4563)掲示板に投稿を始めたのが2019年。「銘柄に惚れるな」との格言は知っていましたが、振り返ると3年以上も一銘柄に投稿してきたのは不思議な気持ちです。この時期の投稿は、新型コロナワクチン開発への応援メッセージや、掲示板に集う方々との情報交換や交流の記録ですが、資料として保存しておこうと思い、「はてな」のブログに投稿させて戴きました。アンジェスの黒字化の見通しはまだ先のようですが応援をして行きたいと思います。

●アンジェス(株):2023/01/09 09:16

アンジェス(株):2023/01/09 09:16

2015年2月に、アンジェスは創業15年目を迎えたことを節目に、2025年ビジョンを発表した経過があります。2025年ビジョンの内容を要約すると、大きな収益源となるHGF遺伝子治療薬については、2015年中に承認申請を行う計画であることを想定した上で、2025 年ビジョンを策定したものです。それを実現するための第一段階として、まずは2019年を目処に黒字化を目指し、2025年には遺伝子医薬の実用化によって、売上高500億円以上の企業に成長することを目指すとして、アンジェスの10年後のあるべき姿を描いたものです。

その後、アンジェスは2019年2月1日に発表した2018年12月期決算短信の中で、2025年ビジョンについては「2019 年を目処に黒字化、及び2025年に売上高500億円以上については、米国におけるHGF遺伝子治療薬の臨床試験の進展等が2025年ビジョン策定時よりも遅れていることなどからいったん取り下げといたします」と発表しています。

けれどもそれが直接的な理由と言うよりは、2019年2月21日の承認は条件及び期限付承認であることから、「本品の製造販売承認申請までの期間中は、本品を使用する症例全例を対象として製造販売後承認条件評価を行うこと」として目標症例数120例に取り組むことが事前の協議の中で把握できたこともあり、アンジェスとしては2025年ビジョン策定時の売り上げ予測には届かないことが分かったのだと思います。けれども条件及び期限付承認の内容が2025年ビジョンの取り下げに繋がったとの憶測や議論が行われることが、国との関係で好ましいものではないとの配慮から、「米国におけるHGF遺伝子治療薬の臨床試験の進展等が2025年ビジョン策定時よりも遅れている」としたのではないかと思います。

ともあれ、HGF遺伝子治療用製品コラテジェンについては、2022年12月に対象患者の登録が完了していることから、現在は治療経過の観察を含めて製造販売後承認条件評価のデータの整理・解析を行っていると思います。条件及び期限付き承認がされたのは2019年2月であることから5年の期限の関係上、本承認の申請時期は遅くとも2023年の春ということで、3~4月までには提出できることが望ましいと思います。アンジェスも本気度を発揮して貰いたいと思います。